2021-04-26 第204回国会 参議院 決算委員会 第5号
お手元の資料五に高速道路の四車線化の率を示しておりますけれども、日本では暫定二車線区間、対面交通の区間は全体の約四割に上っています。しかし、この暫定二車線の区間というのは対面交通で事故の危険性が高くてスピードも出せず、生産性も低くて災害にも弱いという弱点があります。 世界に目を移すと、今の図を見ていただいても分かりますとおり、対面交通の高速道路はほとんどありません。
お手元の資料五に高速道路の四車線化の率を示しておりますけれども、日本では暫定二車線区間、対面交通の区間は全体の約四割に上っています。しかし、この暫定二車線の区間というのは対面交通で事故の危険性が高くてスピードも出せず、生産性も低くて災害にも弱いという弱点があります。 世界に目を移すと、今の図を見ていただいても分かりますとおり、対面交通の高速道路はほとんどありません。
暫定二車線区間には、四車線区間と比較いたしまして渋滞や速度低下が発生しやすいといった課題があると認識しておりまして、物流を効率化し国際競争力の強化や生産性向上を達成するためにも、高速道路の四車線化を進めることが重要であると考えております。 また、災害に強い国土幹線道路ネットワークを構築するためにも四車線化は必要であると考えています。
高規格道路の四車線化につきましては、昨年十二月に閣議決定された防災・減災、国土強靱化のための五か年加速化対策にも位置付けられているところでございまして、引き続き、全国の暫定二車線区間における課題を整理しながら、地域における利活用状況や財源確保の状況等も踏まえつつ着実に四車線化を進めてまいります。
この区間は、見ていただければ分かりますとおり、対面交通の暫定二車線区間でありまして、仮に本来の四車線が確保されていたとすると、もう少し復旧が早かったんではないかというふうに思います。
それから、安全対策のことで、ワイヤロープの話かなということでございますけれども、全国の暫定二車区間におきまして、技術が確立されました土工部及び中小橋について鋭意設置を進めているところでございまして、当該暫定二車線区間につきましても、四車線化を急ぐ一方で、土工部、中小橋の区間につきましてワイヤロープ設置を進めており、令和二年度に六・六キロ、それから令和三年度は四・〇キロの設置を行う予定でございます。
引き続き、料金収入により、高速道路の維持管理に加え、全国から多くの要望をいただいております暫定二車線区間の四車化等の投資を実施していく必要もあることも踏まえながら、有識者からの御意見もいただきつつ、より利用しやすい料金を目指して、引き続き検討してまいります。
国道二号の廿日市市と大竹市の間の海岸沿いの二車線区間では、台風による高波、地震により、過去からたびたび全面通行止めが発生しております。ほかに適当な道路もないものですから、山陽自動車道を通るしかないというふうなことになっております。山陽自動車道は、廿日市インターから大野インターまで相当距離がありますし、大野インターから大竹インターまでも相当な距離があるわけであります。
最後に、国道二号の廿日市市大野から大竹市玖波間の延長約三・九キロの区間でございますけれども、二車線区間となってございまして、昨年九月の台風十号接近時にも越波による全面通行止めが発生したところでございます。早期に越波対策である護岸整備工事に着手できるよう、環境保全に関する調査や埋立申請などの必要な手続を関係機関と協力しながら進めてまいります。
国道四号は、東北地方と首都圏を結ぶ大動脈であり、地域住民の生活及び経済活動を支える重要な路線ですが、白河市から鏡石町の二車線区間には渋滞等の課題があると認識しております。 このため、国土交通省としては、順次整備を進めており、鏡石拡幅約四・五キロメートルについては来年度内に全線四車線開通予定であり、このほかに、二か所で付加車線設置、一か所で交差点改良の整備を進めているところでございます。
○吉岡政府参考人 御指摘の住吉道路に並行する国道十号の現道については、二車線区間となっておりまして、約五キロの区間に主要渋滞箇所が六か所存在するなど、課題があります。 国土交通省では、この課題を解消するため、平成二十七年より概略ルート、構造の検討に着手し、有識者や地域からの意見等も踏まえ、令和二年三月に西側バイパス案を決定したところでございます。
こうした状況を踏まえ、令和二年十二月に閣議決定された防災・減災、国土強靱化のための五か年加速化対策においては、高規格道路のミッシングリンク解消や暫定二車線区間の四車線化など、道路のネットワーク強化を含めた抜本的な防災・減災対策が位置づけられたところです。
このうち、岩見沢市から美唄市の市境につきましては、札幌市から滝川市までの間約百キロで唯一の二車線区間となっておりまして、慢性的な交通渋滞が発生していることから、平成十九年度より、御指摘のありましたとおり、峰延道路として四車線化の拡幅事業を行っているというところでございます。
このうち、青森県内の延長約八十四キロのうち、約半分の約四十キロの四車線化整備が完了しており、残る二車線区間においては、事故や渋滞が発生している交差点や上り勾配が厳しい区間の計三か所において、右折レーン延伸や付加車線の設置等の整備を行っているところでございます。
また、災害が起こったときに、やはり道路ネットワークが、しっかり保持するということは非常に重要でございますので、緊急輸送道路ののり面、盛土の土砂災害防止対策を改めて進めながら、暫定二車線区間をしっかりと四車線区間に取組を進めていく。昨日の地域も四車線区間であれば途絶することなく緊急車両の通行はできたというふうに思っておりますので、現場で四車線化をするということも報告をしたところでございます。
また、今回の豪雨で九州自動車道や国道三号、こういった幹線道路が幾つか大きな被災がありましたけれども、九州自動車道では、八代から人吉間を始め、四車線区間での被害であった関係で早期の交通開放ができましたし、国道三号も、南九州西回り自動車道とダブルネットワークになっていることで、広域的な交通の途絶がなく済んだところでございます。
そういう意味では、現状ではまだまだミッシングリンクも約二千キロ、二割もありますし、開通済みの区間でもそのうちの四割が二車線区間であります。 こうしたことをしっかりと、一日も早く、解消に向けまして、今年度は、ミッシングリンクの解消、約百四十キロの開通を見込んで整備を進めてまいりますし、暫定二車線区間につきましても、財投を活用して百十キロメートルで四車線化に着手をするということになっております。
また、高速道路につきましても、四車線区間については土砂崩れの際も通行どめの期間が短期間で済んだ一方で、二車線の区間については通行どめの解消までに時間を要した事例がございました。 一方、道の駅につきましては、災害復旧の拠点や避難所として活用された事例が報告されております。 このような実績を踏まえまして、今後、次のような対策に重点を置く必要があると考えております。
○池田政府参考人 今委員お話しのありましたのと里山海道でございますけれども、全体が八十九キロでございますが、四車線の区間は三十五キロということで、まだ半分以上の五十四キロが二車線区間になっております。
当初は片側一車線の二車線の自動車専用道路でございましたが、現在は、追越し区間などの整備を重ね、四車線区間が延長しておりますが、中能登地域から奥能登地域にかけて、二車線区間が主で、四車線区間と二車線区間が混在している状況でございます。
残る暫定二車線区間のうち、今年度は、渋滞の著しい豊橋バイパスの野依インターから大崎インター間の延長四キロの四車線化工事に着手したところです。 名豊道路の残る区間の四車線化につきましては、今先生から御指摘のように、特に朝、渋滞の著しい区間もございますので、現在の二車線区間の渋滞状況などを踏まえて、渋滞の著しい区間から順次着手することを考えていきたいと考えてございます。
高速道路のミッシングリンクの解消、暫定二車線区間の四車線化について、ぜひ進めていただきたいと思うんですが、赤羽国土交通大臣のお考えをお聞きしたいと思います。
また、本年六月の大雨災害時におきまして、私の地元の九州縦貫自動車道が土砂流入によりまして上下線とも閉塞状態となりましたけれども、四車線区間であったために、そのうちの二車線を対面通行とすることで交通機能を早期に確保ができました。
また、開通済みの高速道路のうち暫定二車線区間の割合については、ドイツでは〇・七%、フランスでは六%に対しまして、日本では約四割と、国際的にもまれな状況となっており、安全性や走行性に加え、大規模災害時の復旧等に課題があると考えております。
○政府参考人(池田豊人君) 国道三号の広川から八女の間は、先ほど申しましたように二車線区間になっておりますけれども、最も交通量が多い区間では一日当たり約二万四千台の交通が走っております。
そこで、更に整備効果を高めるためには、高速道路の未整備区間、いわゆるミッシングリンクの解消に加えて、こういった暫定二車線区間の対策がどうしても必要になると考えますけれども、これらの現状及び今後の方針についてお伺いをいたします。
まず第一に、企業立地や観光交流の促進及びリダンダンシーの確保による防災機能の強化の観点から、高速道路のミッシングリンクの解消や暫定二車線区間の四車線化は一日も早く達成すべき課題と考えております。また、第二に、高度経済成長期以降に整備をいたしました道路インフラが今後一斉に老朽化をし、維持管理・更新費の増大が見込まれる中、老朽化対策を計画的に行っていくことも重要な課題でございます。
高速道路の暫定二車線区間につきましては、今御指摘のとおり、速度低下が起こるほか、対面通行による交通安全面での懸念、また大規模災害時の迅速な復旧などに課題がございまして、早期に四車線化を進めることが重要と考えております。
また、高速道路を安全に利用いただくことも重要なことであり、暫定二車線区間の四車線化や橋梁の耐震補強、のり面の防災対策なども進めているところでございます。 委員御指摘の料金も含めまして、これらの取組を進めることにより総合的に高速道路の有効活用を図っていくことが重要と考えております。
なお、平成二十九年度の関門トンネルの通行どめは年間二百七回で、同様の、圏央道の暫定二車線区間で年間二十九回であることに比べると、十倍と極めて多いということで、これは、トンネルの幅員も狭くて、落下物等の障害が発生すると全面通行どめをしないとというような、こういう状況にあることが原因であります。 また、関門橋においても、工事や事故で年間二百七十三回の規制が行われているところでございます。